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天然酵母のパン屋さん「おはようナーム」 [楽園/止まり木]

天然酵母のパン屋さんおはようナームへ行ってきた。
天然酵母パンというものに興味があったところ友達のクミコさんから紹介してもらった。
クミコさんはこの店の主と30年近いお付き合い。
「おはようナーム」の「ナーム」とは仏教の「南無」からきているとの事。

開店のきっかけは26年ほど前。
店を開かれて15年というから岡山県内では元祖天然酵母のパン屋という事になるだろう。
古い住宅街の用水路と狭い道沿いにその店はあった。
看板が目立たないので屋根が付いた大きな樽を目標にされたい。
初めて行かれる方は事前にアクセスを確認されておくのがベター。
うろ覚えでは迷ってしまうかも。

駐車場は店の正面と横に6,7台くらいか。
裏手と正面に山があり、用水路も流れている。
なんとも柔らかな、ただそこに立つだけで微笑が出てしまいそうな空気。
母子の2人連れの客が後からやってきた。
子供は遊具のブランコに一目散。
はしゃぐわけでもなくブラーン、ブラーンと腰掛けている。
お目当てのパンの焼きあがるには少し早すぎたのか、母親は店に入るとすぐ戻ってきた。
子供が何か見つけたのか「ねぇお母さん」と甘えた声をあげて母を招く。
母親もブランコに乗り楽しげに見詰め合っている。

母子を眺めながら店に入る。
ふくよかなおばさん(笑)が笑顔で迎えてくれた。
パンの焼ける芳ばしい香り。
私は20cmくらいの丸くてドーム型のパン、それから羅漢果で甘味をつけたパンを買い求める。
丸いパンはブルーチーズを添えて食べるときっと絶品だろう。
外はカリッ、中はプルッモチッである。
親切な職人兼店員の人に包んでもらっている間に店内を見て回りながら芳ばしい香りとともにここの朗らかな空気を胸いっぱいに吸い込む。
ガラス張りの作業場では店の女性主が職人さんと一緒に生地を捏ねている。

ここのパンは手に取るとずっしりと重く感じる。
口にするとぎっしりとした密度感と噛むほどに旨みのある味わい。
ここのパンの旨さは天然酵母の味だけではなくゴマカシのない丁寧な心にもあるのだろう。
素敵な空気が流れる心のこもった、「あぁこの店を知ることができて良かった」と思えるようなお店。
週末この店に通うのが習慣になりそうである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
2006/07/05にオーナーと話をする機会があった。
心に留まったキーワード
・その土地に合った酵母がある。
 開店当初は自家製酵母を用いていたと聞いている。
今でも時々自家製酵母を使ったパンも店頭に並べているが現在ナームで使用しているのは米から興したAKO天然酵母。
 自家製酵母から販売入手可能な酵母に切替えた理由が「その土地に合った酵母がある」という一言に尽きる。
・人から求められる
 転勤者によると岡山県人は飽きっぽいという。
半分当たっていると思うし半分はずれだとも思う。
外食比率の低い岡山県では当然外食系の商売が成功するのは難しい。
岡山県人が飽きっぽいのではなく、その店の味が底浅いものだと見切られてしまった結果に過ぎない。
決して商売向きとは言えない土地で15年もの間店が続けられたこと、そのキーワードは人から殊に地元から求められ続けたことにある。
・宣伝しない

本物志向、ナチュラル志向の店が増えてきた。自家製天然酵母をうたいながら添加物たっぷりなパン、或いは自家製酵母の発酵は個体差があるにもかかわらずそれを見極められず発酵が不完全なパン。
生地を発酵させてくれる酵母、素材に対する注意深さが決定的に欠如しているとしか思えない。
屈折した「こだわり」は「甘え」に過ぎない。
「こだわり」は評価の免罪符ではない。
「こだわり」は出発点ではなく結果である。
「おはようナーム」では「否定的Why」が出ない。
それだけでも私にとっては充分価値のあるパン屋。
オーナーの人柄がオーラになって包み込まれるような感じのする場所である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おはようナーム」
営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週日曜日・第1・3月曜日
駐車台数:4~5台
住所:倉敷市西坂1634-3
TEL : 086-463-2424
地図はこちら

アクセス(429号平田方面より)
高速倉敷IC入り口の信号を右折(ICとは反対方向)
200mほど道なりに直進
信号のない交差点を左折
200mほど行くと三叉路、右折
20mほどで「おはようナーム」

<参考リンク/TB>
 ⇒健考社 天然酵母の作り方
 ⇒パンづくりの基礎知識 酵母って?
 ⇒jakeの「白スポからの挑戦状」
   「おはようナーム」の記事を参照しました。


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